古典の継承 現代の意欲 未来への遺産

新年明けましておめでとうございます。
師走の慌ただしい中の総選挙も与党の大勝の結果となり、年末の忘年会やクリスマスも賑やかな音楽を交えて過ごし、一年を振り返りつつ、心健やかにそして清々しく、そしてご健勝にてお正月をお迎えの事と、お慶び申し上げます。
ここに新しい年に新しい会の幕明けです。
明日を担い、次代に古典を繋ぐ若い演奏家が、各自の責任と使命を自覚して、能力を結集し、新企画を以て夢膨らませ、希望に満ちた力強い、そしてフレッシュな会の誕生です。
その名も【弓弦葉の会】 若手女性三名に依る何とも力強い命名です。
義太夫の太夫一名、三味線弾き一名、新内の太夫一名の三人、それは上方の浄瑠璃「義太夫」、そして江戸の浄瑠璃「新内」の競演であります。
三味線音楽の司と言われる西の義太夫、粋で繊細な東の新内、どちらも庶民の心を捉えてきた語り物。
その魅力は何なのか、その美しさは何処にあるのかを追求し、その優れた日本の伝統芸を如何にして後世に伝承して行くかを考える会でもあろうかと思います。
戦後70年の今日、日本は多くの意味で過渡期であり、政治も経済も諸問題に直面しているようです。
邦楽界も旧態依然と漫然としてはいけません。
古典伝承の態勢のなかで、真摯なる「温故知新」の精神で新機軸を打ち出す事も必要な事と思われます。
「弓弦葉の会」の誕生に多くの期待を寄せると共に、大いなる会の成功と発展と成果を見守りたいと思います。
ご来場の皆様には末長くこの会にご支援を賜りますようにお願い申し上げます。

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