生涯修行の道

新内協会理事長  鶴賀若狭掾

【楽あれば苦あり】【楽は苦の種 苦は楽の種】と申します。苦労を厭わず我慢し努力を続けるならばそれがいつの日か楽しい事が必ずや訪れる。
楽しみばかりを追い求め、苦労もせず努力を怠りなまけてばかりに過ごせば、いずれ必ず苦しめに会う。
楽と苦の原因と結果は因果関係にあり、顕著にその結末が出てくる。
芸道は何事に依らず若いうちに苦労し努力して技術を磨き、知識を蓄え教養を身に付けるべし。
頭は柔らかいうち、鉄は熱いうち…。
年を重ねる程に全てが衰えて行くとつくづく感じ情けない。
【少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んず可からず】
若手と云われている内に寸暇を惜しんで芸を磨き、体力を鍛えよう。
感性を常に磨き、感受性を研ぎ、興味好奇心を持ち続けたい。
そして生涯到達叶わない芸の崇高な域に向かい、芸道向上の努力は生涯持ち続けたい。
これは若きも老いも同等に持つ弛まざる尊い芸人精神であろう。
芸の修業は苦しく、辛い、が楽しい物でもあります。
芸は深遠で難しい存在です。だから楽しく苦しいのです。
諦めずに継続して追い続けて邁進したいと願っています。

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