ご挨拶

本年も残す処あとひと月となりました。
今年も皆様には多大なご支援を賜り厚く御礼を申し上げます。
内憂外患の激しい一年でしたが、世が平和で健康に暮らすのが一番です。
昨年に初代鶴賀若狭掾の生誕300年記念演奏会を開催しましたが、実は今年が丁度 満300歳に当たります。
そこで今回のリサイタルも生誕300年記念と銘打つ事としました。
初代の代表曲の「蘭蝶」と、初代の息女で2代目家元鶴賀鶴吉作の「関取千両幟」を選びました。
「蘭蝶」は鶴賀伊勢笑が語ります。伊勢笑はアメリカ人で約20年の芸歴です。
初代はまさかアメリカ人が新内を語るとは夢にも想像もしていなかったでしょう。
また私も世界40ヵ国を歴訪して新内を広めるとは。。。
さぞ驚いている事と思います。そして新内の未来はどう変化するか案じているでしょう。
世の中が平和で真実や価値が不変ならば古典は継承され続けます。
今回は新内4段と蝶の流転転生。蝶の生涯を舞踊と手妻の紙の蝶が舞います。
日本の古典芸能は美しく幽玄で哀切が漂い、そして粋で艶やかです。
師走の前の一刻、俗世を忘れてお楽しみ頂ければ幸甚です。
本日はご来場賜りまして誠に有難うございました。

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