日本の大災害とポーランド公演記(4)

帰国して時差ボケも取れた今、真剣に如何に被災者の為に出来るか、どのような行動をすべきかを考えています。
文化庁も芸団協も救援支援の呼び掛けを精力的に行っています。私も積極的に参加する意を表明しています。
お亡くなりになられた方々に衷心より哀悼の意を表し、そして1日も早く被災地の復興を支援し、被災された多くの方々の救援と慰安に、各ジャンル芸術家とも連携を共にして行動にうつしたいと考えています。

世界中が大きな難問を抱え苦労し、物心疲弊している中、多少の経済危機に直面してはいるが比較的平和で安定している日本の国民の多くが、平和ボケの安泰で、生活に満足心充足心がなく、あれが欲しいこれも欲しい、ああして欲しいこうして欲しいと不平不満の果てしない欲望。この世相の中での日本の大災害です。
被災地は徐々に日本の底力によって復興していくでしょうが、原発事故が重なる非常の事態に、これからの日本は今までのような贅沢どころか、経済は悪化し物量は不足し、生活の根底をなす水、電気、ガスそして食料も需要が賄えなくなり。節約と耐乏生活を強いられます。

この戦時の状況の中で国民全員がどう対応していくか、どう生き抜いていくのか。人ごとではなく自分も反省し、受難後の日本の世に各々が生活を一新し、心の持ち方を考え直す国難の非常時であると思います。日本中の苦しみです。日本中の哀しみです。

知足《足るを知る》知足の精神。即ち欲の増大により満足を覚えない、足る事を知らぬ私利私欲。快適さの飽くなき追求。
知足の心。足る事を知らぬは者は、幸せを得られない貧しく苦しく哀れな心。
足る事を覚え、感謝の精神を以て援け合い、豊かな心で希望の光を持ち続けましょう。
皆で新しい世の中に向かって心機一転、そして明るく生きて行こうではありませんか。
原発事故も含めて今後の被害状態は計り知れません。苦難の日本は過酷な生活が待っています。
日本人の英知、努力、勇気、思いやり、優しさ、勤勉さ、誠実さ、団結心、忍耐強さ等日本人の美徳を発揮し、結集して立ち向かいましょう。日本人は優秀です。
この災害を機に、日本人の美徳を取り戻しましょう。日本人は挫けません。そして1日も早く復興を成し遂げましょう。日本人は負けません。

終わりに今回のポーランド公演に際しまして、在ポーランド日本大使及び大使館員の皆様、クラクフのマンガ館々長のボグナさん、通訳のヴィオラさん、アメリカ領事ご夫妻、滞在中ずっと世話して下さった松崎さん他スタッフの皆様と公演の協賛をして下さったIDの船越社長、㈱サミーの中山社長の両氏。以上の皆様には大変お世話になりました。
厚く感謝御礼を心から申し上げます。有難うございました。

鶴賀 若狭掾

Copyright © Tsuruga Wakasanojo, All Rights Reserved